ああ、ほら。


 どいつもこいつも、結局離れていくくせに。


 「私と、付き合ってください……!」


 ……何、ほざいてんだよ。


 腹の奥から溢れ出す怒りと吐き気が、俺の中をぐるぐるとまわって目眩がした。


 「……っ」


 なんとか震えてしまう体を抑えようと、自分の手で自分の腕を強く掴んだ。


 「あー、えっとキミ?今日は星具合悪いからもういくね」


 「え……?」


 「あぁ、それと。もう二度と星に近づくな」


 威圧感のある声が耳に届く。