首を絞めて、もう一生喋らないようにしてやろうかなんて一瞬考えた。 「お、れ……」 女がやめてと言ったとき、お母さんもこんな気持ちだったのかと思った。 レイプされているとき、こんなにも怖くて、惨めで、絶望したのかと。 俺に、そんな男の血が流れているなんて知ってしまったら、嫌で、嫌で。 俺もそうなってしまうのではないかと怖くなった。 「俺、最低だ!!」 吐き出すように言った。