不安になってなみだ目で翔馬の方を見れば、翔馬は優しく言った。


「まだ体調も万全じゃないのに、嫌なこと言って悪かった… 」


「………大丈夫。でも怖い
心臓悪くなっていたら………私、どうなるの?」

翔馬が笑顔で私の顔を見てくれたけど、不安は拭いきれない


大丈夫だよね………?

また手術になったりとかしないよね?



やっと幸せだと思える日々が送れるようになって、これから楽しい生活送れるはずなのに。


「陽菜、そんなに不安にならないで
悪くなってたとしても安静にして時間が立てば良くなるものだから

ただ、今回の熱で陽菜の心臓が疲れちゃったのは確かだから念のためな 」


「本当に………? 」


「本当だよ。だから大丈夫 
陽菜の病院は悪くならないようにするから俺に任せて 」


翔馬は力強くそう言って私を包み込むように抱きしめてくれた。


翔馬は優しいだけじゃない。


頼もしくて、カッコイイ。



改めてそう感じさせられて、キュンと胸が鳴った。