「今日は寝るよ 」


これ以上可愛い陽菜が目に入ってくると


ブレーキきかなくなるから電気を消して

ギュっと目を瞑る。


「翔馬……… 」


すると、


耳もとに、切なそうに俺の名前を呼ぶ声が入った。



ドキッ、ドキッ、という胸の鼓動で俺に余裕がなくなって

まだ陽菜の質問に答えてなかった。



いくら俺の心臓の音がヤバイとはいえ

それでも、愛している陽菜の気持ちを

無視なんかやっぱりできない。


俺だって陽菜からのキスは何よりも嬉しいし。



「いいよ、俺にキスして? 」


「うん。嫌じゃない? 」


「嫌なわけない。むしろ嬉しすぎて壊れそう 」




スッと息をした瞬間に、控えめに触れられる柔らかい唇


好きな子にこんなことされると、
俺の方が止まらなくなりそう…


もっと陽菜とくっつきたくて、身体全体を抱き寄せて、

陽菜の顔に手を添えた。



そして、陽菜の唇が離されると、
今度は俺から深いキスを………


そしたら、それに応えるように、

陽菜の舌が俺の口に入ってきて絡み合った。