「悪魔に死神!?」

「信じられないですよね。
河津さんも最初は僕たちのこと信じられなかったようで。」

「あ、河津は人間なんだな。」

「人間ですよ。」

「で...なんでこんなところに??」

「安澄さんは何か目的があるんでしょうけど、僕は紆余曲折を得て気づいたらここにいるって感じです。それと、人間の住んでいる世界の方が広くて便利ですからね。移住してる方も多いと思いますよ。」

「それってやばい奴を野放しにしてるってことだろ。大丈夫なのか?」

先輩も相当やばい人扱いされてたし、野放しにもされてましたけどね。

「大丈夫です。秩序はありますから。
僕たちも郷に入れば郷に従えで、マナー違反はできません。それどころか、安澄さんはそういったことも監視して取り締まるだけのことができる数少ない方ですし、信頼できますよ。」

「俺って秌場くんに信頼されてるんだね。」

「はい。
友だちは信頼からです。」

「正直、秌場くんよりやばいのって
いないって言えるんだけどね。」

「そうですか?気をつけます。」

「気をつけるのは俺の方だよ。
もう苦しませないから。」

うーん。

また気になること言ってるな。