「はぁ⁉︎ ちょ、それ、マジ⁉︎」 青年のよく通る、慌てた声が辺りに響き渡る。 「マジもマジ、大マジだ。次の候補はいるから心配はいらぬ」 老年の男性の落ち着いた声が諭すように返した。 「そんな心配してねぇし、あんたが大マジとか似合わない、じゃなくて、待っ—」 「健闘を祈るぞ、我が子よ」 抵抗の声も虚しく、老年の男性は笑顔で無慈悲な決断を告げた。 「いやいやいやいや、ちょっ、ってうわあぁぁぁぁ!」 青年の声は暗い闇の中へと、おちていった。