プリキュア☆アースリレーションズ

「実り恵むは命の花!キュアフィオーレ!」
大空(そら)より注ぐは希望の雫!キュアジュビア!」
疾風(かぜ)に踊るは絆の大樹!キュアアーブル!」

訳がわからぬまま頭に浮かんだ言葉を発したかと思うと次の瞬間、三人は変身していた。

艶やかに光る髪、華やかな衣装、ジャストフィットしている靴、

三人は頭が追い付かないままそれを凝視するばかりだ。


『杏!蓮!鈴菜!三人は私たちの故郷、リレーション・セントラルに伝わる伝説の戦士プリキュアになったベラ!』
『今の相棒たちは普通の人間にはない力を手にしているレラ!』
『れん、きをつけてフィラ』
妖精たちは叫んでいる。


『…思ったよりも上出来ですね、しかしそれも復讐しがいがあるというもの』
フォーズは不気味な微笑を浮かべ、懐から七枚のカードを取り出した。

赤、青、緑、黄、紫、灰、黒。

『小娘たちのお手並みを拝見するには…まずはこの辺りが好ましいでしょうか』
緑のカードを抜き、宙に投げる。

『ヘイター01、(いばら)。覚醒』