そんな会話をしつつシェフレラも鞄に飛び込んで、二人はまだ登校している生徒も少ない朝の学校に到着した。
「あーそうだ、サプライズだから一芝居打っとかなきゃね」
鈴菜はスマホを取り出してL◯NEの登校メンバーのグループチャットに
「まじごめん、寝坊した!杏と蓮先に行っといて!ゆずも朝練がんば!」
と投げ込んだ。
「よっしゃ完璧!さぁ始めるよ!」
『任せるレラ!』
誰もいないのをいいことに隠れることもなく普通に出てきて鈴菜の作業を手伝うシェフレラ。ふたりは手提げ鞄からスナック菓子の袋や誕生日を祝う飾りの品々を取り出し、杏のロッカーに次々に設置していく。
「…よし、これで完成かな!じゃあ杏たちを待って―――」
『見つけましたよ』
「どひゃあ!?」
『うわあ!?』
横から覗き込んできた人影。案の定と言うべきか、それはフォーズだった。
『貴女、毎日毎日ここに来ているんですから見つけるも何もありませんけれどね』
「おまっ、また怪物を出してくるつもりでしょ」
鈴菜は警戒する素振りを見せつつも心なしか嬉しそうだ。
『当たり前です。それが目的で出てきているのですから、』
フォーズは黄色のカードを取り出し、ロッカーに飾ったリボンに憑依させた。
『ヘイター02、雷。覚醒』
「いくよ相棒!」
『勿論だ相棒ッ!』
杏と蓮はまだ来ていないが、鈴菜は一人、いや一組でリレーションハーツを構えた。シェフレラからブローチを受け取り、共に叫ぶ。
「『プリキュア!グリームリレーション!!』」
「疾風に踊るは絆の大樹!キュアアーブル、一人でもパパっと浄化しちゃうよ!」
『俺もいるぜ、相棒!』
「あーそうだ、サプライズだから一芝居打っとかなきゃね」
鈴菜はスマホを取り出してL◯NEの登校メンバーのグループチャットに
「まじごめん、寝坊した!杏と蓮先に行っといて!ゆずも朝練がんば!」
と投げ込んだ。
「よっしゃ完璧!さぁ始めるよ!」
『任せるレラ!』
誰もいないのをいいことに隠れることもなく普通に出てきて鈴菜の作業を手伝うシェフレラ。ふたりは手提げ鞄からスナック菓子の袋や誕生日を祝う飾りの品々を取り出し、杏のロッカーに次々に設置していく。
「…よし、これで完成かな!じゃあ杏たちを待って―――」
『見つけましたよ』
「どひゃあ!?」
『うわあ!?』
横から覗き込んできた人影。案の定と言うべきか、それはフォーズだった。
『貴女、毎日毎日ここに来ているんですから見つけるも何もありませんけれどね』
「おまっ、また怪物を出してくるつもりでしょ」
鈴菜は警戒する素振りを見せつつも心なしか嬉しそうだ。
『当たり前です。それが目的で出てきているのですから、』
フォーズは黄色のカードを取り出し、ロッカーに飾ったリボンに憑依させた。
『ヘイター02、雷。覚醒』
「いくよ相棒!」
『勿論だ相棒ッ!』
杏と蓮はまだ来ていないが、鈴菜は一人、いや一組でリレーションハーツを構えた。シェフレラからブローチを受け取り、共に叫ぶ。
「『プリキュア!グリームリレーション!!』」
「疾風に踊るは絆の大樹!キュアアーブル、一人でもパパっと浄化しちゃうよ!」
『俺もいるぜ、相棒!』

