緑のカードは近くにあったフラスコに憑依し、それをフォーズが手に持った。
その手を挙げると、実験室は暴風に呑まれ、
次の瞬間にはグラウンドに出ていた。
「…どういうこと?」
『あの場所は少々狭く、我々の駒…つまりヘイター01、これを十分に動かすには不都合だったのですよ』
フォーズはまた薄ら笑いを浮かべる。
『そして場は広い方がそちらにも都合が良いのでは?逃げ道ができるのですから』
そんな話をする傍らでカードに憑依されたフラスコは巨大化し、怪物と化した。
そしてそれがフラスコの口から黒い液体を放つと、グラウンドの土から次々にトゲトゲの棘が生え始めた。
「ちょっと何よこれ!」
三人が慌てて避けようとすると、三人の身体は高く飛び上がる。
『ルーチェ様の力が宿った今の三人の身体能力は普通の人間を大きく上回っているベラ、使いこなせば今のヘイター01の能力を軽く凌駕できるベラ』
『隙を狙って三人の力を重ねれば浄化させることもできるレラ』
「なるほど、分かった」
鈴菜、改めアーブルはまた妙に物分かりがいい様子で、棘の隙間を伝ってヘイター01の裏側に回り込んだ。
「あーーーもう!トゲトゲ危ないってば!」
杏、改めフィオーレはグラウンドのフェンスに足をかけて飛び上がる。
「杏、三方向から回り込めば隙が見つかるかも」
蓮、改めジュビアも後ろに大きくジャンプする。
『れん、変身しているときはプリキュアの名前で呼ぶフィラ』
『他人に正体を知られたら厄介だからな』
シェフレラが補足する。
「なるほどね…よし、みんな私に合わせて」
ジュビアがヘイター01の頭上を狙ってジャンプすると、フィオーレ、アーブルもそれに続く。
ヘイター01は三方向にプリキュアが散ったことで狙いが決められないようだ。
「隙あり!いくよ、ジュビア、アーブル」
フィオーレが叫ぶと、フィオーレとジュビアの二人が同時に飛び蹴りを決め込んだ。0.5秒の遅れをもってアーブルはバリアを張って体当たりする。
ヘイター01は弾き飛ばされて倒れた。
「みんな、これ!腕時計構えたらバリア出るよ!」
『相棒!それを言うならリレーションハーツと呼ぶレラ!』
『とりあえず今がチャンスベラ、浄化するベラ!』
その手を挙げると、実験室は暴風に呑まれ、
次の瞬間にはグラウンドに出ていた。
「…どういうこと?」
『あの場所は少々狭く、我々の駒…つまりヘイター01、これを十分に動かすには不都合だったのですよ』
フォーズはまた薄ら笑いを浮かべる。
『そして場は広い方がそちらにも都合が良いのでは?逃げ道ができるのですから』
そんな話をする傍らでカードに憑依されたフラスコは巨大化し、怪物と化した。
そしてそれがフラスコの口から黒い液体を放つと、グラウンドの土から次々にトゲトゲの棘が生え始めた。
「ちょっと何よこれ!」
三人が慌てて避けようとすると、三人の身体は高く飛び上がる。
『ルーチェ様の力が宿った今の三人の身体能力は普通の人間を大きく上回っているベラ、使いこなせば今のヘイター01の能力を軽く凌駕できるベラ』
『隙を狙って三人の力を重ねれば浄化させることもできるレラ』
「なるほど、分かった」
鈴菜、改めアーブルはまた妙に物分かりがいい様子で、棘の隙間を伝ってヘイター01の裏側に回り込んだ。
「あーーーもう!トゲトゲ危ないってば!」
杏、改めフィオーレはグラウンドのフェンスに足をかけて飛び上がる。
「杏、三方向から回り込めば隙が見つかるかも」
蓮、改めジュビアも後ろに大きくジャンプする。
『れん、変身しているときはプリキュアの名前で呼ぶフィラ』
『他人に正体を知られたら厄介だからな』
シェフレラが補足する。
「なるほどね…よし、みんな私に合わせて」
ジュビアがヘイター01の頭上を狙ってジャンプすると、フィオーレ、アーブルもそれに続く。
ヘイター01は三方向にプリキュアが散ったことで狙いが決められないようだ。
「隙あり!いくよ、ジュビア、アーブル」
フィオーレが叫ぶと、フィオーレとジュビアの二人が同時に飛び蹴りを決め込んだ。0.5秒の遅れをもってアーブルはバリアを張って体当たりする。
ヘイター01は弾き飛ばされて倒れた。
「みんな、これ!腕時計構えたらバリア出るよ!」
『相棒!それを言うならリレーションハーツと呼ぶレラ!』
『とりあえず今がチャンスベラ、浄化するベラ!』

