身ごもり婚約破棄しましたが、エリート弁護士に赤ちゃんごと愛されています

同居期間はあったけど、寝室は別だった。今や私と修二はお互いの想いを伝え合った関係である。好き合った男女がひとつ屋根の下で宿泊……。というか、今日から同居……。
胸がドキドキしてきた。

修二もお風呂に入ってしまい、新居のリビングでのんびりする時間ができた。テレビではバラエティ番組がやっている。別に見たいわけじゃないけど、気詰まりにならないようにつけておく。ドキドキはいや増すばかりだ。
ええい、静まれ、心臓!

「陽鞠、乾杯しないか」

修二がグラスと甘い缶チューハイを持ってくる。私がこういったお酒しか飲めないのを知っていて買っておいたようだ。

「うん、しよう」

私たちはグラスを合わせて笑顔になった。

「新生活に乾杯」
「頑張ろうな」

ひと口飲んで、ふうとグラスを置く。すると、修二がじっと私を見ていることに気づく。あ、これは……。自然の流れがあるとしたら、今だ。
心臓がいっそう早く鳴り響く。
修二が私にそっと近寄り、唇を重ねた。
抱き寄せられ、深く口づけ合う。こんなムードになるのが久しぶりで、ドキドキは最高潮だ。
修二が体重をかけ、私の身体をソファに優しく押し倒した。