身ごもり婚約破棄しましたが、エリート弁護士に赤ちゃんごと愛されています

「あら、陽鞠。でも、これは本当に修二くんと計画すべきだわ。修二くんの親御さんから私たちもお礼状をもらったばかりなのよ。まりあちゃんを会わせてあげたいわ」

母の言葉にそうだったんだと驚く。親同士の親交も復活しているようなら、私も軽く無視するわけにはいかない。
そもそも私も考えていなかったわけじゃない。だけど、修二の実家は静岡。
大人ならまだしも、まりあが日帰りで行くにはちょっと遠く、そうなると泊まりがけで行くことに……。それは悩むところだ。
仕事的にというより、私の感情的に。うちに同居させておいて何を今更って感じだけど、一緒に泊まりに行くっていうのは別問題。

「今度、うちの両親が東京に出てくるときに声をかけますよ。まりあが小さいのにうちの実家まで来させられないです」

修二がやんわりと中間の案を提案してくれる。両親は修二の言葉にひとまず納得した様子だ。
助かった。修二の機転に感謝だ。




その晩、修二は客間に泊まり、翌朝私とまりあと三人で出かけた。
この二日間はすべてまりあファーストで企画している。パパと一緒に過ごし、パパとママとお出かけをする。まりあの不安感やストレスを払拭するためにふたりで考えた。
目的地は、電車で一時間くらいの遊園地兼動物園。広いので一日見て回れそうだ。