無口な溺愛



私が付き合いたてに思いを馳せているとどうやら入学式は終わったらしく、、、。


「おーい、戻ってこい。置いてくよ~」



りさこと私の親友である
小手川 梨紗(こてがわりさ)に呼ばれ意識をもどす。


「あれっ、いつの間にやら」


「まったく。ほんとにすぐ周りが見えなくなるんだから」


キレイなアッシュブラウンの肩まで伸びた髪が似合う梨紗は隣でブツブツと文句を言いながら、人がまばらになった体育館を抜け部室へと向かう。