無口な溺愛



「俺、声かけなくても今目の前にいんじゃん。
言いたいことがあるんじゃなかったけ?」


この人知ってて言ってるよ。
私に振られに来いと言っているのかな


「ほら、はやく。」

黒川くんはそう言いながら椅子に座る私と目線を合わせてきた

うぅ。きれいな顔が近くにあって息をするのもやっとだ

「あの、黒川くん」

えぇーい。もう本人に聞かれてしまったんだから
隠し通せるはずもない、それにこれはチャンスではないか
最難関の呼び出す行為がなくなったのだからあと言うだけ!


「その、好き…です」

そう伝えた瞬間体中が一気に熱くなって
ぎゅうっと目を閉じた