『じゃあ決まりね。今日はイベントがあるから校舎裏に12時集合。異論は認めませ〜ん。んじゃ解散!!』
私とエルは一緒に自室に戻ると動きやすい服装に着替える。
実はここに来た当初の部屋からはもう移動となっており今いる部屋は10歳の年にうつったものだ。
かなり広くなってくれて嬉しい。
『ねえアルやっぱり危ないんじゃないかな?』
エルはあった当初から変わらず臆病で可愛いといえばそうなのだけど…
『危なくないよ、だって私もリンネさんもいるじゃない。』
エルはしょんぼりと頷く
『でも、危ないと思ったら逃げようね。』
『わかったよ。』
私は指で数える。
このやり取り何回目だろー
毎日一回はしている気がする。
そんなことを考えているとエルが袖を引いた
『アル、11:45だよ。準備しよ。』
『うん。ありがとうエル。』
腹ごしらえに、朝食堂からくすねたおにぎりを食べ肩掛けのバックを持つ
『行こうか。』
『うん。』
そう言って自室を後にした。

