あの光、全身の痛み、あれはなんだったのだろうか。夢にしてはとても感覚を鮮明に覚えている。そんな事あるんだなーくらいに思った。無理もない。昨日は色々ありすぎた。気分が滅入ったのだろう。

いつも通り朝の6時に目が覚めた。
だが妙だ。昨日の今日なのに体が妙に楽だった。それだけでは無い、普段私は1人でマンションに住んでいる。はずなのに...。


明らかにそこは、昔私が住んでいた家そのものだった。それに、スーツがどこにも見当たらない。あろう事かスーツではなく私が着馴染んだ制服が、ポツンと飾られていた。