切なくて…逢いたくて…涙

「それは良かった〜」

何がいいのかわからないけど…
この人は私の事を心配してくれたの⁇
なぜ⁇知らない私を心配してくれたんだろう

私…こんな男性に心配される覚えはないけど…
ってか…何を心配してくれているの⁇

「あのう…」

綺麗な女の人が私に聞いて来た

「はい…」

「もしかして…城田…千秋さん⁇」

「そうですけど…」

何⁇この人は私を知ってるの⁇

男の人は驚いて女の人に

「彼女を知っているのか⁇」

聞いていた

「はい…
同じ大学でした」

同じ大学⁇私はこんな綺麗な人は知らない
違う学部だったのかな⁇

まあ関わりたくないから

「すみません…私は存じ上げないので
失礼します」

頭を下げてからモップを持って
掃除を始めた

「行きましょう」

「あ〜」

男性の足音と女性のヒールの音が響いていた

私は掃除をしながらチラッと様子を
見ていた

それにしても誰⁇

昼に伊藤さんに聞いてみよう

伊藤さんはここで長く働いているから
知ってるはず…