「過去など、もはや関係ない。大事なのは今と、これから先の未来のみ」

「・・・え?」


律鬼さんの瞳は真っ直ぐに私を見つめている。


「未来は変えられる・・必ず変えてみせる。お前の未来も」


律鬼さんはそう言って、部屋を出て行った。

私を一人残して。


「律鬼・・さん?」