立ち尽くす私に銀星はソファに腰かけながら、「こっちに来い」と声をかける。
私は居心地の悪さを感じつつも、大人しく銀星の隣に座った。
昨日あったことを思い出すと、どうしても緊張してしまう。


銀星はそんな私の気持ちなどお構いなしに、私の膝の上に頭を乗せてきた。


「ちょっと……何のつもり?」


「膝枕じゃん」


「それはわかってる。なんで私があんたに膝枕なんかしてやらなきゃいけないの」


「俺の女だからだろ」


さも当然とばかりに答えられて、私は言葉に詰まった。
こんなに堂々と言われると、逆にどう反論するべきかわからなくなる。