「……この間のことで、どうしても話したいことがあるの」


私の言葉に、銀星は眉間に皺を寄せた。


「ならさっさと話せよ」


「……ここじゃちょっと……」


そう言って女性達を見るが、彼女達は私を見てくすくすと笑った。


「なぁに?この子……銀星のこと好きなの?」


ぴくりと私の肩が揺れる。


「残念だったわね。銀星は誰にも本気にはならないわ。ましてや、貴方みたいな地味な子……相手にされるわけないじゃない」


可笑しそうに笑う女性達を、私は強く睨みつけた。


「……貴方達には関係ない」


私が低く呟くと、女性達は笑うのをやめて呆れたような目で私を見る。