ゴオオオッ!!!


と激しい音を立て炎が飛んできた。

「!」


瞬時にレシオンはマナの力を解放し大きな壁で炎を抑えた。


「見つけたぞ!殺れ!」


「お前はルシオネス様にルジオに向かう様に伝えろ!」


「御意!」



そう叫びなら向かってきたのはザンの配下だ。

黒装束を見に纏い、手には暗殺武器を持っている。



「レシオン様!ザンの手下です!」


「ああ、急げ!」



レシオンはマナで壁を創り出し全員を守りながら馬を走らせる。



「このままだとミネルアの場所を知られる・・」


「先に行ってください!」


そう言って馬を方向転換させたのはシャックスだった。



「駄目だお前ひとりでは!」


「大丈夫です!俺はあなたの直属の親衛隊長ですから!!お世話係兼ですけど!」


「シャックス!」


「さあ、お早く!!」


それを見てニアが一緒に連れてきた自分の私兵に指示を仰ぐ。


「あなた達、シャックスに加勢しなさい」


「は!」


ニアの兵士5名がシャックスの元へ翻した。