「なあ、どうした?迷子?」
ふわっ
と突然甘くて優しい香りがした。
顔を上げると、そこにヴォルスと同い歳くらいの少年が立っていた。
色素の薄い茶髪の少年だ。
「可愛い顔してんのに、泣いたらブスになるぞ」
そういって少年は自分の服の袖でグシグシとミネルアの涙を拭いた。
「迷子だったら、一緒に探してやる。名前は?」
「・・ミネルア」
「ミネルアね、変わった名前だな。これやるよ。だから泣くな」
渡されたのはまん丸のキャンディ。
そして、にっと優しい顔で少年は笑った。
少年の香りはキャンディの香りだった。
「ありがとう・・」
「探してる人はなんていう人?」
「・・ゼノ」
ふわっ
と突然甘くて優しい香りがした。
顔を上げると、そこにヴォルスと同い歳くらいの少年が立っていた。
色素の薄い茶髪の少年だ。
「可愛い顔してんのに、泣いたらブスになるぞ」
そういって少年は自分の服の袖でグシグシとミネルアの涙を拭いた。
「迷子だったら、一緒に探してやる。名前は?」
「・・ミネルア」
「ミネルアね、変わった名前だな。これやるよ。だから泣くな」
渡されたのはまん丸のキャンディ。
そして、にっと優しい顔で少年は笑った。
少年の香りはキャンディの香りだった。
「ありがとう・・」
「探してる人はなんていう人?」
「・・ゼノ」



