「俺は嫌いじゃない」
「・・・え?」
手を差し伸べられ、その場でフリーズした。
「俺はそんなにお前の事、嫌いじゃない。お前が俺の事を嫌いでもな」
「なん・・本当に?」
その言葉に一気に喜びが湧き上がった。
「どうせフォルトにいじめられたんだろう。それで卑屈になってた。違うか」
手を取ると、そのままソファに促された。
「役に立ちたいと思ったのに・・・出来ないから」
「お前が俺の?」
コクリ。
と力なく頷くとシリウスは嬉しそうに笑った。
「なるほどな。まあ、フォルトの言う事も間違いじゃない。あいつは昔から過保護で過干渉だからな」
ズキン
自分を否定された気がして胸が痛んだ。
「だけど、お前の気持ちもありがたく受け取る」
「・・皇子」
「だから、泣くな。ブスになるぞ」
「・・うん」
素直に頷くと、ポケットから取り出したクッキーの包みを渡してくれた。
「どうだ?これでもまだ嫌いか?」
急に恥ずかしさがこみあげてきたティファは首を激しく横に振った。
「・・・え?」
手を差し伸べられ、その場でフリーズした。
「俺はそんなにお前の事、嫌いじゃない。お前が俺の事を嫌いでもな」
「なん・・本当に?」
その言葉に一気に喜びが湧き上がった。
「どうせフォルトにいじめられたんだろう。それで卑屈になってた。違うか」
手を取ると、そのままソファに促された。
「役に立ちたいと思ったのに・・・出来ないから」
「お前が俺の?」
コクリ。
と力なく頷くとシリウスは嬉しそうに笑った。
「なるほどな。まあ、フォルトの言う事も間違いじゃない。あいつは昔から過保護で過干渉だからな」
ズキン
自分を否定された気がして胸が痛んだ。
「だけど、お前の気持ちもありがたく受け取る」
「・・皇子」
「だから、泣くな。ブスになるぞ」
「・・うん」
素直に頷くと、ポケットから取り出したクッキーの包みを渡してくれた。
「どうだ?これでもまだ嫌いか?」
急に恥ずかしさがこみあげてきたティファは首を激しく横に振った。



