黒翼の淡恋

「し、失礼します!!」


慌てた様子で兵士が二人、部屋に入ってきた。


「どうした?」


ティファを見つけ、兵士はフォルトに耳打ちで内容を報告した。


「シリウス様の・・ごにょごにょ」


「ええ!?お気に入りが騒いでる!?」


ドキン


ティファはハッとした。


「フォルト様、耳打ちの意味ないですう・・」


「あ、やば。つい、取り乱した」


「黒髪の女を出せと、シリウス様にごねているみたいで・・」


ドキン

またティファの心臓が跳ねた。


_私を!?


兵士はビクビクしながらフォルトとティファに告げる。


「どうもシリウス様の部屋を使っているのがバレた様でして」


「まあ、点々としていればそうなるか。というか、女は勘が鋭いからな」


「はい・・ご納得いただけない様で」


「だろうな」



フォルトと兵士たちはジッとティファを見つめる。


_嫌な予感しかしない・・。


ティファは青ざめる事しかできなかった。