「シリウス皇子は・・えっと、夜は何処に行っってるんですか?」
「ああ、ちょっとな」
話題を逸らすために作った話題だったが、今度はシリウスの方が言葉を濁した。
「もしかして、ララの部屋?」
「あ?ああ、そんなところだ」
「そうなんだ・・そうですよね。居なくなって・・寂しいですよね」
「ああ、寂しいな」
俯いたティファの黒髪を、嫌がることなくシリウスは撫でた。
ララの代わりに撫でているのかと、ティファは思った。
「あの・・」
「どうした?」
素直に伝えたかった。
「シリウス皇子は、優しいです」
「・・・なんだと?」
「最近、私の髪撫でてくれるし」
「あ・・」
シリウスは無意識にやっていると今気が付いた。
相手は犬ではない。
10代の女だ。
「私、シリウス皇子に撫でられるの・・好きです。優しくて・・気持ちいい」
素直な気持ちだった。
嬉しかった。自然と笑顔が零れる。心が穏やかになる。
だからそれを伝えたかった。
感謝を。
「ありが・・」
「気に障ったのなら悪かった。もうやらん」
翻したようにそっけない態度ですぐにシリウスは部屋を出ていった。
「えっと・・怒らせちゃった・・かな」
自分の髪を触って反省した。
しんと静まった部屋にもの悲しい空気が流れた気がした。
「ああ、ちょっとな」
話題を逸らすために作った話題だったが、今度はシリウスの方が言葉を濁した。
「もしかして、ララの部屋?」
「あ?ああ、そんなところだ」
「そうなんだ・・そうですよね。居なくなって・・寂しいですよね」
「ああ、寂しいな」
俯いたティファの黒髪を、嫌がることなくシリウスは撫でた。
ララの代わりに撫でているのかと、ティファは思った。
「あの・・」
「どうした?」
素直に伝えたかった。
「シリウス皇子は、優しいです」
「・・・なんだと?」
「最近、私の髪撫でてくれるし」
「あ・・」
シリウスは無意識にやっていると今気が付いた。
相手は犬ではない。
10代の女だ。
「私、シリウス皇子に撫でられるの・・好きです。優しくて・・気持ちいい」
素直な気持ちだった。
嬉しかった。自然と笑顔が零れる。心が穏やかになる。
だからそれを伝えたかった。
感謝を。
「ありが・・」
「気に障ったのなら悪かった。もうやらん」
翻したようにそっけない態度ですぐにシリウスは部屋を出ていった。
「えっと・・怒らせちゃった・・かな」
自分の髪を触って反省した。
しんと静まった部屋にもの悲しい空気が流れた気がした。



