黒翼の淡恋

_やっぱり私は・・いらない人間。存在しちゃいけない人間なんだ。


誰もが私を見て怯える。怖がる。困り果てる。


どうしてかなぁ。


なんで私、生まれてきたのかなぁ・・。


誰にも迷惑だってかけたくないのに。






ティファはそう思い、涙を拭いながら懸命に走った。


城の門が見えてきて、警備をしていた門番兵に見つかった。

ここは二階だ。



「あれは・・シリウス様の所の黒髪の女!?」


「何をしている!?止まりなさい!」




_ヤダ!もう嫌!放っておいて!!もう関わりたくない!!
ここにいたら迷惑をかけてしまう!!・・だったらいっそ・・いっそ!!



咄嗟に閃いたティファは窓を見つけるとよじ登った。

兵士達も驚いている。


「一体何を!?」


それを遠くからシリウスとフォルトは見つけた。


「あいつ・・飛び降りる気か!?」


「ま、まって・・ティファっ!?」



窓枠に立ち、近づいてくるシリウスを見つけたティファ。


「!!」



泣き顔で睨むとそのまま窓から外へ飛び降りた。


「ティファ!!!」


バキバキ!!

木が折れる音と共に、ティファは地面へと落ちていった。