黒翼の淡恋

額に立派なガーゼを当てて、シリウスは30分後にティファとフォルトのいる部屋に戻ってきた。


「え、どうなさったんですか」


「頭を冷やした」


「え¨!?」


慌てふためくフォルトを無視し、シリウスはララを抱きしめるティファの傍にしゃがんだ。

ララの耳を優しく撫でながらフォルトに聞いた。


「ティファの食事には毒は入っていたか」


「いえ・・」


「そうか」


_ララを殺した犯人をティファにしようとしたのかもしれない。

黒髪の女は災いの元とうたわせる為に。



シリウスはそう思った。