ガバッ!!!


「はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁ・・・夢・・」


ベッドでうとうとして、そのまま眠ってしまった様だった。

飛び上がる様に目を覚ましたシリウスだ。


「鮮明に出てくるとはな・・あいつが近くにいるからか」



全身がびっしょりと汗をかいていた。


「・・あいつが幸せになれる場所は・・ここじゃない」



_もといた場所に決まってるじゃないか。帰った方がいいに決まっている。



ティファが「迎え」という言葉を口に出した時から、それを決意していた。