黒翼の淡恋

コンコンコン

どきーーーーんっ!!!


更に心臓が跳ねた。

今度はドアからノックが聞こえた。


「ティファ、入ります。先ほど庭を警備していた者があなたの部屋に鳥がとまったのを目撃したそうです」


「フォルトさん!!!」


泣き出しそうな顔で思わずフォルトに抱き着いた。

それくらい恐怖だった。


「おっと、どうしたんですか。状況を説明してください」


至って冷静なフォルトだ。


「ハトが手紙を送ってきました!!」


「ハト?ああ、誰かが伝書鳩を使ったという事ですね」


「怖い・・どうしよう・・」


怯え震えているのはもちろんフォルトの体にも伝わってきた。


「落ち着いてください。その手紙を見せて。シリウス様に報告しましょう」


「は、はい・・」


フォルトに連れられてシリウスの部屋に向かった。