黒翼の淡恋

こんこんこん

窓の方から音が聞こえた。

不思議に思い、近づくと白いハトが窓枠にとまっていた。


「え・・?」


足に紙の様なものを付けている。


こんこん

とハトはまた窓を叩いた。

思わず窓を開けると、そのハトはティファの手にとまった。


「何?」


瞬時に恐怖に体が震えた。

自分を知る誰かからの手紙だ。

ハトのくちばしは自分の足を示した。


「取れってこと?」


恐る恐る手紙を受け取るとハトは翻して飛んで行った。


「・・・・」


ドクンドクンドクン


ゆっくりと小さなその手紙を広げていく。

すると中には


『今夜迎えに行く』


とだけ書かれていた。


「いやっ」


余りにも恐ろしくて咄嗟に手紙を床に捨ててしまった。

一体誰が?

どうやって?

ぐるぐると謎が脳裏を駆け巡った。