「海智!花火すげぇな!」
「美玲ちゃん!花火凄いね!」
最後にみんなで花火大会に行ったのは中一の夏。
明「どこいくー?」
海智「俺はどこでも」
美玲「うーん…いっぱいあって迷っちゃうな〜」
美由紀「金魚すくい行きたい!」
海智「いいね!」
美玲「賛成!」
明「じゃっ行こっか!」
美由紀と明の手は暖かな温もりで包まれていた。
海智「美玲!見ろよ!美由紀と明の手!」
美玲「そっとしといてあげよ」
海智「そうだね」
(私も海智君と…)


遂に迎えた花火大会。
「海智久しぶり〜!」
「明久しぶりだな!」
「美玲ちゃん〜!」
「美由紀〜!」
美由紀と美玲は会ったのが久しぶりだったのは初耳だった。中学の頃は良く遊んでたって聞いてたけど。
「まずどこいく?」
「俺はどこでも」
「いっぱいあるから決められないな〜」
「金魚すくい行きたい!」
「前もこんな会話したね〜」
「そうだね」
「懐かしいね」
「人がいっぱい!」
「確かにな」
「明迷子になんなよ〜?」
「ならないわw」
「はははっ」
「あれ?美由紀は?」
「ほんとだ」
「ちょっと俺探してくる」
「明!待てよ!」
「明!」
「もうだめだ…」
(今なら…)
「海智くん!」
人が押し寄せてくる。
「ちょっ…海智くん!助けて!」
「美玲俺の手を離すなよ」
少し恥ずかしがってる自分がいた。