フミスタ!!!



月空の下。


二人で並んで歩くのは
本当に久しぶりだな。

あれから外に出られない。
だからといって
そう言う話も全くしない。

あえてわたしから
話題に出すのもどうなのか。


フミさんが
少し塞ぎがちなのは

自分が片平連だと
気づいたからだけなのかな…?

違う理由じゃないのかな?
なんておもっちゃうよ。

「あ、フミさん!これ」


イヤホンの方っぽを
フミさんに渡した。


『ん?』

フミさんがイヤホンを
右耳に入れる。


わたしは左耳にいれた。


けど


「ふふっ

フミさん大きすぎ!!」


わたしが入れたら
フミさんのイヤホンが抜けた。


『あ、ごめんごめん』


そーいって少し
かがんでくれた。


「………っ」


顔が近づくそれだけで


『あ……これ……』


苦しいよ。