「星野君は同性愛者ですか?」
「・・・・・・・はい?」
「いえ、なんだだかんだとあっという間に君との付き合いも長くなってきましたが、
星野君には全く女性の影が見えませんので。
人間の三大欲求で言うなら、“性欲”を満たせば更に“生”を実感できますよ?」
「豊川さんもお若い頃はその手段で実感してたんですか?」
「残念ながら私は“睡眠”という一大欲求だけで生きてきたので、
君に自慢できる話はありません。」
「・・・でもそう言われてみると・・
確かに僕も、“睡眠”と“食欲”の二大欲求だけかもです。」
「ゴホッゴホッ!
“屋上でたむろする、
浮いた話が一つも無い男二人”
というのも悪くありませんね。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・あ・・申し訳ございません。
モラハラでしたか?」
「あ、いえ・・・。
かなり話変わりますけど、
もう一つ相談してもいいですか?」
「どうしました?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・。」
「・・・・・・いや、
やっぱりやめておきます。」
「気になるところで止められると余計に気になりますね。」
「ドン引きしないですか?」
「私をドン引きさせたら逆に大したものですよ?」



