生きていこう。それがいいんだ。




霊視刑事 星野ヨシヒト
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「ハックション!!!!!!!!!」


「風邪ですか?」


「はい。昨日から鼻水が止まりません。」


「・・・・失礼ですが、
いつも病人みたいな見た目だから、

あんまり変わらないように見えますよ?」


「ゴホッゴホッ!
自分でもそう思います。」



静岡県警セイズ署。


昨日でキリがついた捜査の報告も兼ねて、

その屋上に上って、今日も張り切って背中が丸まりながら煙草を吹かす隣に座った。



「ゴホッゴホッ!君も吸・・」


「吸いません。」


「カエデさんが喜んでいましたよ。
元気飯に行ったそうですね。」


「最近になってようやく分かりました。

なんで豊川さんが毎朝あそこでカツ丼食べてるのかって。」


「単純に朝から開いているお店だからですよ。」


「それも勿論あると思いますけど・・。」


「・・・・・・。」


「言い方が適切か分かりませんが、
あの子は“対極”に位置する存在です。

死者を月と例えるなら、
カエデちゃんは太陽です。」