霊視刑事 星野ヨシヒト
********************************************
「ハックション!!!!!!!!!」
「風邪ですか?」
「はい。昨日から鼻水が止まりません。」
「・・・・失礼ですが、
いつも病人みたいな見た目だから、
あんまり変わらないように見えますよ?」
「ゴホッゴホッ!
自分でもそう思います。」
静岡県警セイズ署。
昨日でキリがついた捜査の報告も兼ねて、
その屋上に上って、今日も張り切って背中が丸まりながら煙草を吹かす隣に座った。
「ゴホッゴホッ!君も吸・・」
「吸いません。」
「カエデさんが喜んでいましたよ。
元気飯に行ったそうですね。」
「最近になってようやく分かりました。
なんで豊川さんが毎朝あそこでカツ丼食べてるのかって。」
「単純に朝から開いているお店だからですよ。」
「それも勿論あると思いますけど・・。」
「・・・・・・。」
「言い方が適切か分かりませんが、
あの子は“対極”に位置する存在です。
死者を月と例えるなら、
カエデちゃんは太陽です。」



