「いらっしゃいませ~。
もし良かったら試着してくださいね~。」
「これ・・・着てみてもいいですか?」
「はいっ!試着室ご案内しますね~。」
目的地①私と同世代の若い層に人気のブランドを多く扱う売り場へと着くと、
適当なワンピースを持って試着室へと入る。
今日も店内は、高校生から大学生ぐらいの子でひしめき合っている様子だった。
「ごゆっくりどうぞ~。」
「・・・・・・・・・・・。」
試着室の扉を閉めた後、持ってきたワンピースを床に放り投げて確認する。
「・・・・・・。」
どうやら上手くいったようなので、
昨日と同じ様に“試着したフリ”をして適当に時間を過ごした後、試着室を出る。
「すみません。今日はやめておきます。」
「ありがとうございましたぁ。
またのお越しをお待ちしてますぅ~。」
店員にワンピースを返した後、
エスカレーターを昇ってフロアを変える。



