生きていこう。それがいいんだ。



―――――― 


“真夜中の密会”
“公園での密会”


なんだかこれだけ聞いたら、

竜さん達が作ってるアダルトビデオに出てきそうな単語だけど、

全くエロ要素の無い私とタケルの逢瀬が始まった。



宣言通り、正確な待ち合わせ日を決めなくても、時間を決めなくても、

私が公園に着くよりも前に、タケルはいつも先に来てベンチの前に立っていた。


「タケルってひょっとして潔癖症?」


「・・・・・・・バレた?」


「・・・・・・。」


「気を悪くしたらごめん。」


「別に気にしてない。」


“姿勢悪くなるから”とかそれっぽい口実を使うけど、

タケルは絶対にベンチへ・・
私の横へ座ろうとしなかった。


どうやら、不特定多数の人が使ってる公共のイスにお尻を付けるのがイヤみたいで、

どうやら・・盗撮をする性犯罪者の横に座って、

僅かながらでもその肩が触れるのがイヤみたいだった・・。