生きていこう。それがいいんだ。



「ねぇタケル。」


「うん?」


「もう会って10分以上経ったから、
・・・・座ったら?」


「ハハッ。シズカは優しいな。」


「こういう時、何て言葉を掛ければいいか分からないから。」


「お気遣いありがとう。でも大丈夫。

座ると猫背になって姿勢悪くなるから、立ってるほうが良い。」


「一つ・・・言っておかないといけない事がある。」


「うん?」


「私はただの万引き女じゃない。」


「・・・・・・・・・。」


「盗撮もやってる。
その報酬で私は生きてる。

タケルの妹を殺した馬鹿息子と同じ様に、私も世の女性を敵に回してる・・

“性犯罪者”なの・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・軽蔑した?」


「軽蔑はしたけど、それでもシズカに協力を依頼したい気持ちは変わらない。

それに、“犯罪者”という意味では俺も同類だから。」


「どういう事?」



「既に2人殺した。」


「!?」


「妹をレイプした取り巻き2人は、既にこの手で殺した。

だから・・残るはあの馬鹿息子だけなんだよね~。」