“コンコン”
「え・・・・・?」
ノック音・・・?
「・・・・・・・・・・・・・。」
3つあるはずの個室。
残り2つは空いてるのに・・
というか、こんな時間に誰が・・?
「長くん・・?」
「Dr.長野は先ほどお帰りになりました。」
「!!?」
「・・・犯人は左利きですか・・。
セイズ署には若いながらも優秀な鑑識官がいると聞いていましたが、
噂通りだったようです。」
・・扉を隔てて聞こえてくる声・・。
「その声は・・・板尾警部ですか?」
「はい。」
一枚の扉を挟んで姿が見えないからこそ・・その声が余計に不気味に感じる・・・。
出そうになっていた尿意と便意が一気に止まって、一気に緊張感が高まる・・・。
「まだ・・残っていらしたんですか?」
「はい。」
「東京からお戻りになってたんですか・・?」
「関本君達には引き続き残ってもらっています。私は一足先に帰ってきました。」
「・・・・・・・・・・・。」



