人混みのなか、教室へ着いた。

『あ、ありがとうございます』

「じゃあまた放課後迎えいくから。またな」

頭をポンっとした。

ドキっ!

や、やばい。もう心臓止まりそう…!

『は、は、はい!』

優しく微笑むと、3階へと行ってしまった。

「美紅!…成瀬先輩と一緒にきたの!?ってちょっと!」

葵に倒れ込む。

「ねえ、大丈夫?」

頭が朦朧とする。