なんだ…私の勝手な妄想だったんだ。

『…はやとちりしました』

「俺は美紅しかいらねーから」

そういってぎゅっと抱き寄せた。

『ッ遥人…!』

「なぁ美紅、今日なんの日か知ってる?」

きょう…?なんかあったっけ?

…うーん、あ!

『3年記念日!』

「フッあたり」

あたった!3年かぁ…はやいな。

「渡したいものがあって。手出して」