『わ、私がどうこうしようが、真菜さんには関係ないですよね?』

キッパリという。

だいたい、遥人の彼女はわたしなの。
真菜さんに邪魔される筋合いはない。

「…あっそ、今だけそう思ってれば?」

そう言って休憩室から出ていった真菜さん。

…怖かった…!

ずっと脚がプルプル震えている。

ガチャッ

「…美紅、帰ろ」

『あ、遥人。うん!』

そういえば、私と葵がカラオケ行った日ってもしかして…。