『そうですけど…』

「…遥人、いこ?」

私を無視するように遥人を連れて行こうとする真菜さん。

「じゃあまた後でな、美紅」

『うん、バイバイ』

…行っちゃった。

それにしても真菜さん?すっごく綺麗だった。

守ってあげたくなる…というか、そんな感じ。

遥人と仲良さげだったから不安だけど…大丈夫だよね?

大丈夫。なんて、なんの根拠があって言ってたんだろう_。

まさか私と遥人の間に亀裂がはいるなんて思ってもいなかった。

学校を早退してしまったため、家に帰る。