「…俺も美紅に会いたい」

遥人も同じことを思ってた。

私の家の近くまで来てくれることに。

忙しいのに来てくれるなんて…。

「…美紅」

『遥人!』

久々に会った気がする。

公園のベンチに座り、大学の出来事など他愛もない話をする。

『アハハっ!』

いつしか高校生のときのようにはしゃぎながら楽しんでいた。

「あ、そうそう。話したいことがあって」

いきなりそう言った遥人。