「…いいのか?」

『はい。もう決めたことなので!』

そういうと、成瀬先輩は優しく微笑んだ。

「ありがとな。すっげえ助かる」

ッ!不覚にもドキッとした。

…なにこれ。なんで私こんなにドキドキしてるんだろう…。

ふと葵の言葉が頭に浮かんだ。

「一目惚れしたんじゃないの?」

ってちがうちがう。そんなわけない!

自己解決して、成瀬先輩と片付けに参加した。

「洗濯したら、部室に干しといてね」

言われた通り、部員全てのユニフォームを部屋に干す。