チームのみんなと手を合わせ、嬉しそう。

『遥人先輩!これタ…「遥人!はいこれタオル!」

由梨先輩が私の声を遮っていった。

「…ありがと。けどおれ美紅の使うから」

そう言って私の所にくる遥人先輩。

『…え?』

「何ぼーっとしてんだよ。そのタオル俺にくれんだろ?」

あそっか!咄嗟に渡す。

「フッさんきゅ」

…なんだか久々に話した感じがする。

いままで由梨先輩がいたから、すごく新鮮に思えた。

すると、横から強い視線を感じた。