お祭りのときのことを葵に話す。

「え、まってじゃああの人、成瀬先輩追っかけてきたってこと?」

『わからないけど…そうなのかもしれない…』

もしそうだったら、取られちゃうかも…。

「美紅なら大丈夫!わたしも協力するから」

『ありがとう、葵!』

少しだけ自信がついた気がする。



そしてお昼休み。

いつもなら遥人先輩が迎えにきてくれるけど、何故か今日は来ない。

『葵、わたしちょっと行ってくる!』

「うんわかった。いってらっしゃい」