気がつくとマネージャーの部屋で横になっていた。

あれ…わたし…。そっか倒れたんだ。

ガチャッ

「あ、起きた?」

手に保冷剤を包んだタオルを持って、部屋へと入ってきた遥人先輩。

『先輩が運んでくれたんですか?』

「そ。お姫様抱っこで」

衝撃発言にビックリする。

あのときの声…先輩だったんだ。

『…遥人先輩ありがとうございます』

「彼氏としてあたりまえのことしただけ。ってかお前働きすぎ」

ええ、そんなことないとおもうけど…。