この暑さの中いたら最悪…そんなの無理!

ドンドン!

『だれか!だれか助けてください!』

必死に叫ぶもだれも来る気配はない。

脚がいたくなり、その場に座り込む。

だれもきてくれなかったら…どうしよう…!

すると頭に遥人先輩の顔が浮かんだ。

だめだめ。遥人先輩とちゃんと話し合うって決めたんだから!

『遥人先輩!遥人せんぱーいっ!』

無我夢中で叫ぶ。

ドンドン!

「美紅!」