床に突き飛ばされ、痛みが走る。

『ちょっとなにするんですか…!』

「せいぜいそこにいな?だーれも助けになんかこないけどねクスッ」

扉が閉まっていく。

『ッちょっと!あけてください!』

立ち上がろうとしても脚がつったのか立ち上がれない。

ガチャンッ

閉まる音と共に複数の足跡が遠のいていくのがわかる。

うそでしょ…。閉じ込められた…?

どうしよう。とりあえずスマホ…って教室だ。。。

はあ…その場に座る。

扉越しに蝉の鳴く声が聞こえる。