大河内すみれが名乗りを上げた。

すると、じゃあ俺も行くよと大谷瞬がまた名乗りを上げる。





「……もうこんな時間ですし、ついでに夕食にでもします?」

そう、話したのは島本翠だ。






「そうだな。なんだかんだここに来るまで時間かかったし、俺も腹減ってきた」

そう言ったのは、江川真弘だ。




「じゃああたしたち、夕食を作ってきます。冷蔵庫の中になにかあるか見てくるので、みなさんはこちらで待っていてください。では、行きましょう」

大河内すみれがそう言って、大谷瞬と島本翠と共に部屋を出ていく。





「……で、俺たちはどうする?」

「どうするって?」

「俺たちもどこか部屋を探してみよう。なにか見つかるかもしれないし」

「そうだな。行ってみるか」

「ちょうどいい。4人いるし、ふた手に分かれよう」

「そうね。ふた手に分かれてなにかないか、探しましょう」




その他の4人もふた手に分かれて、なにか発見できるかもしれないと、屋敷の中の探索を始めた。