「そうか……」

「……だけどひとりだけ、自殺ではなく、他殺と見立てを立てた方がいるみたいでしたけど」

「えっ!?それは誰ですか?」

「……分かりません。父はそこまでは、教えられないの一点張りで。教えてもらうことはできませんでした」

「話してくれてありがとう。……他にも、何か手掛かりがないか探してみよう」

「はい。早く謎を解いて、ここから出ましょう」




7人はここから出るため、一斉に屋敷の中の再創作を始めた。

初対面の7人だけど、ここから出るため、協力することにしたのだ。




しかし一度捜索した所も、なにも出ることはなく、別の部屋へと移動していく。

7人居るため、3箇所に分けての捜索に切り替えたものの、手掛かりになりそうな物は何一つ出てこなかった。




「何か出たか?」

「いえ、何も……」

「こっちもだ。何も出てこなかったよ」




謎を解く手掛かりが出てこなかった以上、これが真実なのかと収めようとした。